4月 マリンキッズ ~海辺の自然観察~
2015-04-21
今年度初めてのマリンキッズが、4月18日(土)に開催されました。
前年度に引き続き参加してくれる子どもたちと、新しく加わってくれたお友達で、これから一年楽しく活動していきます。
みんなで海で思いっきり遊びましょうね!
久しぶりの晴天に恵まれ、絶好の海日和となりましたが、だんだん風が強くなってきて、午後にはかなりの強風が吹き荒れていました。でも、子どもたちはそんなのへっちゃら、元気いっぱい海で遊んでいました。
今回は春の海岸を散策し、磯の生きもの、海浜植物、漂着物を観察しに行きます。
午前中は小磯で磯観察。この日は春の大潮で、ぐーんっと潮が引き “潮だまり” がたくさんできていました。
さっそく観察を始めると、いきなり、石の裏にモクズガニを発見!かなりの大物ぶりに見つけた本人もビックリしていました。他にも、タツナミガイやベニツケギンポ、ナベカ、ヤツデヒトデ、ヒライソガニ、アゴハゼ、マナマコ、ユビナガホンヤドカリなどが観察できました。そして、今回はめったにお目にかかれない超レアフィッシュ、ダンゴウオの幼魚を見ることができました!この魚、なんと体長5mmほど。小さすぎます(笑)。スタッフのやまじいが発見しました。
みんなで見つけた生きものについては、うんぱぱから解説があった後、海に戻しました。
磯観察が終わると、お楽しみのお弁当タイム。強風を避けられる暖かい場所に移動し、お昼休憩を取りました。海で遊んだ後のお弁当はおいしいですね。トビに注意しながら、みんなで美味しくいただきました。なんと、お魚おにぎり持参の子もいましたよ!
午後は、大浜海岸に移動し、潮間帯の生きものを探した後に、漂着物や海浜植物の観察を行いました。
潮間帯上部には、カメノテ、カラマツガイ、ウノアシガイ、ヨロイイソギンチャク、イワフジツボ、マツバガイ、アラレタマキビなど、こちらでもたくさん生きものを発見できました。
また、海辺にはさまざまな植物が生息しています。子どもたちは、美味しい植物をよく知っていて、ハマダイコンの実やグミの実を食べては「あまっ」「しぶっ」「からっ」と、それぞれ味を楽しんでいました。
その後は、漂着物を探しながら海岸をてくてく。海藻や貝殻のほか、中身の入ったラムネのお菓子や、アカクラグの傘、サメハダオウギガニなどを見つけました。
最後は、葉山公園で一日の振り返り。観察ノートに、今日の天気や干潮時間などのデータ、見られた生きものの名前などを書き込みました。
子どもたちからは、見たことのない生物を見られて面白かった、モクズガニやベニツケギンポを見つけられて嬉しかった、岩にヒジキがたくさん付いていた、などの感想が上がりました。
うんぱぱからは、一年を通して葉山の海の生きものたちをじっくり観察していきましょう、とのアドバイスがあり、無事終了。
今日一日、海でいっぱい遊んで、生きものとみんなと仲良くなれました。これから一年、季節の移り変わりに合わせて磯や生きものがどのように変化していくのか観察していきましょう。次回も楽しみですね。
【番外編】
休憩中の出来事。
今までずっと飛び越えられなかった岩と岩の隙間。今回、つ・い・に、飛び越えました!やったね!ちょっと大人になった瞬間です。
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