なぎさのFamily教室:1月

2015-01-19

今日は、なぎさのfamily教室『海から森につながるハイキングと火起こし、塩作り』を行いました。

火を起こすことの大変さや大切さを感じるとともに、基本的な調味料でもある塩を作ることで海からの恵みを利用して生きていくという、災害時への対応も身につけるプログラムになりました。

朝の集合後、まずは全員で海を見に行き、火起こしに使う松の葉を集めに行きました。今日は快晴で富士山がきれいに見えていました。
 
 
セミナーハウスに戻ってきてから火起こしに使う、火口(ほくち)とコマサキを手作りしました。
細かい作業と刃物を使った作業でしたが、子どもたちも親も集中して作業をされていました。

 

 

そして完成した火口(ほくち)とこまさきを持ち、火起こしの開始です。

今回は縄文火起こしということで簡単なものから順に、「ひもぎり」・「ゆみぎり」・「もみぎり」の3つの火起こしの方法をお伝えしました。
「ひもぎり」は二人一組になり、紐を引くことでこまさきと下の杉の木に摩擦を発生させ種火を作ります。

 

「ゆみぎり」はひもぎりの仕組みを一人で行う方法です。

「もみぎり」は両手を使い、素早くこまさきを回転させることで摩擦を発生させ種火を作ります。

種火がついたら火口に包み息を吹ききかけ火を起こします。
決して簡単な作業ではなかったにもかかわらず、子どもたちも親も夢中になった様子で取り組み、半数以上が火起こしに成功することができました。

起こした火でジャガイモやサツマイモ、玉ねぎを焼いている間に、葉山の沖合からとってきた海水から、塩作りの説明と、実際に煮詰めた海水から塩を完成させました。
 

 
食べ頃になった食材には、葉山の塩もつけておいしくいただきました。
海水から作った塩はしょっぱさに加え甘みもあり、とてもおいしいです。

 

食後はセミナーハウスの裏手から続く森に入り、森からつながる海岸をハイキングしました。行きは葉山のゆるやかな山道を、帰りはその下に広がる海岸を歩いて帰りました。

 

縄文時代の生活を少し体験しながら、みなさんが楽しそうに取り組まれていた姿がとても素敵でした。