「やっぱりみんな海が大好き!」
2011-06-05
ニッパーボードにレスキューボード、レスキューチューブにウェットスーツなどなどを携え、いよいよ本格的な海でのライフセービング入門の始まりです。
みんなで手分けして機材を持ち、セミナーハウスを出発して大浜海岸から御用邸前を通り、この日の活動場所である一色海岸を目指しました。と、そのとき、なんと前から天皇皇后両陛下と秋篠宮殿下ご一同がこちらに向かってお越しになるではありませんか!
しかも、道をお譲りするために脇に寄り控えていると、通りがかりにお声がけまでいただきました。私たちが手に持っているボードでレスキューの練習を今から行おうとしていること、その練習を御用邸前の一色海岸で行っていること、私たちは「葉山海洋スポーツ塾」のメンバーであることなどをお話しすると、とてもご関心を示された様子で微笑まれていました。想像通りの思いやりのあるお優しい方々だと、いつもは賑やかな塾生たちもこのときばかりはどことなく上品にただ感激するばかりでした。
さて、この日は梅雨空のすっきりしない空模様でしたが、時々太陽が雲の間から顔を出し、まずまずの海日和。前半はいつものビーチトレーニングを行い、今期、4度目の「7分間走」を行いました。多くの塾生が周回数の自己記録を更新。夏に向けて体力がアップしている証拠ですね。
体が十分に温まった後は、葉山ライフセービングクラブのライフセーバーのお兄さんたちにボードレスキューとチューブレスキューのお手本を見せてもらいました。さすが本物のライフセーバー。見事なテクニックで、真剣さながらのレスキューを見せていただきました。これには塾生たちはみんな大拍手。この夏も葉山の海水浴場の安全と安心を守っていただけるはずです。塾生もいつかはあのような頼もしいライフセーバーになりたいものですね。
ライフセーバーのデモンストレーションを見せてもらった後は塾生たちもさっそく海に入りました。水の中をどうやったら速く進むことができるかをみんなで考え、最初に「ウェーディング」の練習を行いました。
そして、その後は塾生みんなのお待ちかねのニッパーボード。ちょっと不安げに見えた初体験の塾生も一度ボードに乗って波に乗るともう虜になってしまいます。この日、一色海岸にも少しうねりが入っていて、ニッパーボードにはかっこうなコンディション。コーチに少し手伝ってもらって、みんなうまく波に乗れました。その快感は波に乗った本人たちにしかわかりません。そして、活動が終わる頃にはみんなの表情がとても活き活き輝いて見えました。やっぱり海に入ると違いますね!
葉山海洋スポーツ塾では、この夏、さらにいろいろなことにチャレンジしながら取り組んでいきます。そして、海での活動を通じて「思いやり」や「人の力」を育んでいきたいと考えています。命の尊さと生きることへの感謝の気持ちを胸にこれからも活動は続きます。
次回のプログラムは6月19日(日)です。第5回目の「ライフセービング入門」ではさらに技術を学びます。もちろん海で遊ぶことも忘れてはいけませんね。葉山の海がみんなを待っている!!!(6月12日は「葉山マラソン」。出場を予定している塾生は体調を整えましょう!)
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