【葉山キッズ:木曜】イノシシ!
2024-12-05
今日の「葉山キッズschool:木曜クラス」は、イノシシを食べることを通して、生きること、自分と自然の関係について考えました。
捕獲や解体の様子を写真と動画を見ながら、命についてや自然の循環について考えます。
ビジターセンターの本棚に置いている関連する本(参考図書?笑)。
きれいにパック詰めされてスーパーで売っているお肉からは、生きていた時の姿形やその命の鼓動を感じることはありません。
自分が生きるために他の命を奪うという罪深い行為は、現代の社会では名も知らぬ誰かが代わりに行ってくれます。
スーパーで肉を買うのではなく自給自足するというのはあまりにハードルが高いものの、この事実を一度は深く体感してもらいたいと考えています。
優しさとは何か、命を大切にするとは何か。
生きものに優しく接したいという気持ちと、命を奪って生きていかなければいけないという矛盾。
殺される様子を見た時はかわいそうに感じたのに、食べると美味しく感じてしまうこと。
生きることはキレイごとだけではありません。
こうすべきという価値観はそれぞれに委ねつつ、この現実を直視することで、生きること、食べること、自分と自然の関係性について考え続けていってもらえたらと思います。
そうすることが、子ども達がこれから幸せな人生を歩んでいくことにも、この素晴らしい自然環境が続いていくことにも、つながっていくと信じています。
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