保育の現場に海の活動を!

2015-08-29

日本保育協会 神奈川県支部 青年部の方々と、子どもたちと海へ行くための研修を行いました。

開催場所は葉山町小磯海岸。葉山町の中でも生きもの観察のベストな場所です。
昨日は大潮、干潮時間が11時21分、20.4cmまで引くという「磯の生きもの観察」には最高の日になりました。
海の家「一色ロイヤルビーチ」に集合し、10時からスタート。
挨拶、ガイダンスの後、小磯へ移動し、3グループに分かれて生きものを探しました。
日頃、子ども達を見ている保育士の皆さんですが、生きものを見つけるたびに自らが子どもになったように感動されていました。
最後に集まって、それぞれ捕まえた生きものについての解説を聞きました。
最終的には、短時間の中で22種類の生きものが観察できました。
タツナミカガイなどのユニークな姿やカニの♂♀の見分け方、石に穴を空けて棲む穿孔貝の説明など、興味を持って聞かれていました。

時間が短かったため、お一人お一人に感想をお聞きする時間が無かったことが残念でした。
今回の体験をそれぞれの保育園に持ち帰って、子ども達と海を感じる時間(絵本、お絵描き、ビーチグラスや貝殻などを使っての作品作り)などを作っていただけると嬉しいです。

日本財団からの助成を受けて、一昨年に作成した「子どもと海へ行こう~幼児教育者のための海辺の自然体験教本~」を使っての活動が増えてきました。
幼児教育を学ばれている大学生のゼミ、子ども科の専門学校生などです。

幼児期からの自然体験はとても重要です。その中で、海というフィールドでの活動は、安全管理面を考えるとかなりハードルが高いエリアだと思われがちです。でも、磯には多くの生物が生息し、だれにでも見つけられる楽しさなどを考えると、海の近くにある保育園の子ども達には、磯や海岸で楽しい体験をさせてあげて欲しいと思います。

一昨年作成した「幼児教育者のための海辺の自然体験教本」(日本財団助成事業)
希望される方は、無料でお分けします。事務局までお問合せ下さい。

 スタートは、一色海岸中央にある海の家「ロイヤルビーチ」。オーナーが元幼稚園教諭だったこともあり、いつも協力していただいています。今後、保育園、幼稚園で夏休みに使用したい方がおりますときは、ご相談してみてください。

海岸に打ち上がる物も面白いものがたくさん。ここでは、クサフグが打ち上がっていました。

 普段は海の中、今日はすごく潮が引いているので、先まで陸が繋がったみたい。

タツナミガイ。海の中でにいることに気付かずに踏んで紫色の液を出していることに驚いている

最後のふり返り風景。次回は、子どもたちを連れてきてくださいね。