U3ネイチャーキッズ:三宅島最終日

2014-08-01

早いもので、三宅島での活動も最終日になります。
始まる前は、天候があまり良くないという予報でありましたが、滞在中は暑い海日和の日が続きました。
最終日の今日は、陸プログラム。
荷物を片付けて、いざ、車に乗り込んで島の自然、火山風景を見ながら車で移動しました。
大久保浜では、海岸に打ちあがる漂着物も探しながら・・・島は、波の力が強いため、どの海岸も石や打ちあがり物はすべて丸くなります。卵のようなまるい石は、手にしていると優しい気持ちになります。
三池港を後に太路池へ。ここは2500年前の噴火でできたカルデラ湖。今は、島の人たちの貴重な飲み水になっています。湖の中を見ると、ブルーギルやブラックバスが、小さな石の音を食べ物の音と勘違いして集まってきます。
三宅島は、バードアイランドとして世界的に有名な島です。耳を澄ませば、天然記念物の鳥たちの声が聞こえてきますが、鳥の声で種を識別するには、かなり熟練しないと難しいです。このキッズたちの中にも、鳥に興味を持って鳥類学者を目指す人が出るとうれしいですね。
アカコッコ館では、レンジャの方から三宅島の自然についてレクチャーを受けました。
そのあと、施設内から見学できる野鳥の集まる場所を、双眼鏡で覗いてみました。
アカコッコ館を後にして、次は、新嶺池に向かいました。スコリア(火山の噴出物)の上を歩きながら火山のすごさを感じました。
今日の船が出港する港は「三池港」に決まり、お土産を買いたいキッズたちの要望に応えて、阿古にある観光協会やお土産店へ行き、昼食のお弁当を食べて、三池港に戻りました。
大きな黄色い橘丸が入港してきて、みんなは船に乗り込みました。
甲板から「またね。三宅島に来てね!」そんな声を耳にしながら、三宅島から遠ざかってきました。
3泊4日のスクールでしたが、あっという間に時間が過ぎていった感じです。
キッズのみなさんはどうだったのでしょうか。
船の中で振り返りをしているので、私は、葉山に戻ってからどんな感想だったのかを聞くことになります。楽しかった、また、三宅島に行きたいと思ってもらえると嬉しいですし、海や自然は大きい存在だけれど、素晴らしいと感じてもらえると更に嬉しいです。
自然(海)の豊かな環境は、全国にも色々ありますが、三宅島の自然は本当に深いものがあります。この海で遊べたキッズの皆さんは、すごい海の力を得られたことと思います。
また、海で会いましょう。