U4ネイチャーキッズ:三宅島サマースクール最終日
2014-08-06
あっという間の6日間でした。
朝食を済ませ、荷物を片付け、使用した施設の清掃をして、ふり返りをしました。
最初に話してもらった「今回、このスクールに参加した目的がどうだったのか」を伝えてもらいました。御蔵島のドルフィンスイムを楽しみにしていた参加者が多かったのですが、その辺も含めての感想を伝えてもらいました。
「イルカと泳ぐことができなかったのは残念でしたが、たくさんの種類の魚が観察できて良かった」「昨年参加してイルカと泳げた、今年は泳げなかったが、来年また参加して一緒に泳ぎたい」「昨年よりすごく潜れるようになったので、魚をたくさん観察できてうれしかった」「サンゴの勉強をしていて、昨日、大久保浜でテーブルサンゴが観察できてよかった」という声が聞けました。
今回参加したリーダーさんたちからは、
「今回、初めて三宅島に来てみんなと同じ感想を持った。小学生の頃、自分はこのような体験ができなかったので、みんなが羨ましいと思った。今回の体験は、中学・高校になっても貴重な体験なので、いつまでも憶えていてほしいと思う」
「魚を観察しているみんなを見ていて、日に日に潜り方が上手になっていくのに感動した。今回、イルカと泳ぐことはできず残念だったが、みんなが自然のことを理解していて、今、前向きな感想を聞いてすごいと思った。自分は大学で魚類の勉強をしているが、大学生の自分よりも魚類に興味を持っていて驚いた。自分もまだまだ知らないことがたくさんあるので、これからもたくさん学んでいきたい」
「この6日間の時間は、色々なところから集ってきた普段では会えないメンバーと一緒に、魚類のことなど色々な話ができたことは貴重なことなので、忘れないでもらいたい。自分自身が本当に楽しめた。ありがとう」
「三宅島は海だけでなく、森もすばらしい若い島。みんなと同じように今も成長している。みんな、泳ぎ方がすごく上達していて驚いた」
「今回、海上のコンディションが良くなく長太郎池に入れなくて残念という声もあったが、だからこそ、深い海で練習を繰り返して潜ることが上達したのだと思う。海や自然はどんどん変わる。今回の思い出を忘れずに、また、三宅島の海で会いましょう」
「みんなと楽しい時間を過ごしました。自然も海も天候により大きく変わる。予定通りにはいかないもの。その日の朝に、どの海に入れるかが決定する。自然は、人間の思い通りにはいかないもの。また、自然が残っているから自然を楽しめる。これからも、身近な自然も含めて、自然のことをたくさん学んで知って、仲よく付き合っていってほしいと思う。島に住んでいる人は、島のことが大好き。みんなも自分の住む町を好きになり、その良さを人に伝えていってほしいと思う」
「このスクールの創設者であったジャック・T・モイヤー博士がいつも言っていたことは、海は楽しい・面白い、海はすばらしい、そして、海は大切。今回、みんなは楽しい、すばらしいということを体験した。これからは、この自然を大切にするという使命を背負っていってほしい。このすばらしい自然がいつまでも残されていくために。この6日間はみんな家族として過ごしてきました。その友達関係をこれからも大切にしていって欲しいと思う」
「今回、多くの参加者の最初の目標であったイルカと泳ぐことができなかったけれど、今、みんなからすばらしい感想がいっぱい出てきていた。三宅島の自然も本当にすばらしい。御蔵島に住むイルカにとっては、あの海が自分たちの海。昨年はたまたま信じられないくらい天候、海峡に恵まれたが、通常は、5年通って、泳げるタイミングがあれば最高と思った方が良い。それくらい自然は奥が深いということです」
このスクールは、参加された子どもたちにとって、この自然(海)の中から多くの体験を通して濃い学びをしていきます。海は、安全に対するリスクが高い環境ということもあり、信頼関係がより強く必要となります。そういう意味において、こんな海で泳ぐ=こんな海で泳ぐことができた、この経験が、集中力と達成感につながります。また、そこに関わる友達やリーダーとの人間関係も深くなります。リーダーにとっても、子ども達と日々関わり安全管理をしますので、大きな学びと感動になります。
台風の動きを気にしながらも、無事に6日間を過ごすことができましたことができました。このスクールにお子様を送り出していただきました保護者の皆様にも心から感謝をいたします。思い出話しは、お帰りになりましたお子様からお聞きいただけますと幸いです。
今、東京に向けて船がゆっくり進んでいます。また、三宅島の自然、海で皆様とお会いできますことを楽しみにしています。
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