生きた火山島・三宅島の海は最高!!

2010-08-21

「2010 三宅島サマースクール」 8月15日(日)~20日(金)5泊6日

昨年に引き続き三宅島で開催されたサマースクール。参加者20名、研修生2名、指導者7名の総勢29名。遠く大阪、京都、新潟からも集まりました。

サマースクールの特徴は、「予定はあくまでも予定。天候や海況のコンディションを読みながら、ベストな海況で海洋生物の行動生態観察や自然のつながりを学ぶ」スクールです。
今年は、開催直前に黒潮が遠ざかったことから水温が急に下がり、急ぎウェットスーツを準備するというハプニングがありましたが、スクール中は、全般的に天候、海況に恵まれ、最高の活動ができました。

伊ケ谷・大船渡湾でスノーケリングやスキンダイビングの練習、イルカの船から飛び込むための練習や魚類の観察。飛び込みは年齢に関係なく楽しいもので、頭から勇気を持って飛び込む、回転を加えて飛び込むなど、変化に富む飛込みは見事なものでした。

タイドプールである長太郎池では海洋生物の観察を。錆が浜ではスキンダイビングの練習、土方では海洋生物の観察を行いました。フィッシュリストつくりでは38種の魚類(他の海洋生物は除く)が観察されたと報告されました。みんなの観察眼には驚きです。

待ちに待った御蔵島の野生イルカ。漁船3隻に分乗して「いざ、出発!」。イルカを求めて島を回りながら、船長さんのひと声でエントリー。ゆっくりと泳ぐイルカと遊んでいるのか?遊ばれているのか?優しい表情のイルカとアイコンタクトをしたときは最高!言葉にならない感動がありました。
文化交流「神着太鼓」。三宅島の神着天王祭で披露する伝統的な太鼓です。そのパワーは、観た人でなければ分からないような鳥肌が立つようなものでした。
アカコッコ館と2500年前の噴火でできたカルデラ湖・太路池では、島の植生と鳥類の観察。天然記念物の鳥が多く生息する三宅島は、実は世界的に有名なバードアイランド。
温泉で体を温めて、島のおばさんの料理を堪能し、海、森、イルカに満足満足の日々でした。