カブトムシの棲む森を作ろう!

2015-01-25

湘南国際村めぐりの森にて、森のファミリー教室『カブトムシの棲む森づくりとキノコ栽培原木準備~カブトムシの森づくりと、キノコ栽培原木作りで森の豊かさを育もう~』 プログラムを行ないました。

 

まず、森に入り全員で木を見ました。森づくりのビジョンに応じて、どのような伐採が豊かな森を育むのか、また、どのような過程を経て伐採した木からキノコを栽培するかを確認しました。

子どもたちが、実際に榾木に生えているヒラタケを見て、素手で採っている様子が楽しそうでした。

 
 

 

次に、木の伐採に挑戦です。リーダーから木を倒す際の安全確認と、倒し方の指導を受け、

伐採に適している木の中から、一家族につき1本の木を選び作業を行いました。

伐採は親が中心となり、みなさんいい汗をかきながら無事に木を切ることができ、達成感を感じた様子でした。

倒した木をさらに1メートルほどの長さに切り、来月の活動でキノコ菌を植えるための原木を完成させました。

 

 
その後は急斜面の山道を木の根を伝いながら、「ふれあい広場」へ移動しました。

昼食に向け、竹食器を作り、午前中に採ったヒラタケが入ったすいとん汁をいただきました。ヒラタケは味が濃く、寒い野外での活動に、温かいすいとん汁をおいしくいただくことができました。

 

休憩後、再び森に戻りカブトムシの幼虫が成長するための森づくりとして枝や落ち葉を集め、堆肥場をつくりました。熊手やレーキを使い、みんなで協力してたくさんの落ち葉の山を完成させることができました。子どもたちは、出来上がったフカフカの落ち葉の山の上で元気いっぱいに飛びはねてとても楽しそうに過ごしていました。

 

来月の活動で、今回準備した榾木にキノコの菌の植え付けを行うと、来年か再来年にはそれぞれのキノコが収穫できます。

そして、カブトムシが今回作った落ち葉の山に、今年の夏の終わりに卵を産みに来て、育った幼虫は冬に冬眠し、翌年の夏前に蛹になり、羽化して旅だっていくのが楽しみです。