【中学生クラブ】天狗岳テント泊登山:「進化と退化」
2024-07-15
6/29(土)~30(日)と「中学生クラブ」で八ヶ岳の天狗岳にテント泊登山をしてきました!
8:30
無事にみんなで登頂!
強風と雨で、集合写真もとらずにすぐ下山。
樹林帯まで下りて風がおさまったところで、ココアとオレオで一息つきます。
11:00
希望者は温泉へ。 2,150mと日本で一番高い場所にある野天温泉で温まりました。
雨の中、テントを片付けて下山。
今回は梅雨の時期のテント泊登山で、事前の天気予報よりは雨が降らなかったものの、稜線に出てからは普段経験しないような台風並みの強風と雨でした。
あっという間に体温が奪われ、足を滑らせないように岩場を歩くのも恐怖感と緊張感がありました。
これまでの中学生クラブの活動では天候に恵まれ、こういった過酷な状況を経験してこなかったのもあり、7~9月に予定している3,000m級の登山に向けて、今回は非常に貴重な経験が出来たと思います。
ウェアは命を守ってくれる大切なものであるということ、飲み物や食べ物をとることでリカバリーできるということ、そして大自然の圧倒的なパワーの前で人間は無力であるということ。
テクノロジーの進化によって、人間ができることはどんどん拡張されています。自分が今どこにいるか、明日の天気はどうなるか、この植物の名前は何か、瞬時にスマホが教えてくれます。そして、車や電車に乗れば自分の足で歩くより何倍も速く移動できます。
こうしたことはありがたいことであると同時に、テクノロジーに頼ることで、人間の持っている野生の力は確実に衰えています。
進化と退化。
生きるために必要なものを全て担いで、自分の足で移動し、人間の力が及ばない自然に触れる。
これから最先端の時代を生きていく子ども達には、こういった原始的な体験を通して、自分自身が幸せな人生を歩むためにも、これからの社会を担っていくためにも、大事なことを感じてくれれば良いなと願っています。
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