【葉山キッズ:金曜】子ども達の真剣な目!

2023-03-03

今日の『葉山キッズschool:金曜クラス』は、イノシシを食べることを通して、動物である自分が生きることを体で感じました。

 

セミナーハウスに集合。

 

スライドを見ながら、イノシシをどう捕獲し解体したかを伝えます。

(参考:スライド資料)

 

海へ。

 

肉が焼けるまで、磯と砂浜で自由に遊びます。

 

徐々に肉のまわりに子ども達が集まってきました。

 

焼けたら、一切れずつ竹皿に。

 

イノシシに感謝しながら、いただきます!

 

少し余ったので、お代わりじゃんけん。

 

葉山公園に戻って解散!

 

 

話しをするこちらを見つめる子ども達の目の真剣さと純粋さに、子ども達がたくさんのことを感じているのが伝わってきました。

生きるうえであたり前の事実である、他の生きものの命を奪い食べること。その動物としての基本的な行為が、現代社会では自ら行うことはほぼ無くなっています。

私も含め、食べるものはスーパーなどで購入して入手することがほとんどで、食肉加工所でスライスされてパック詰めされた肉は、自分が生きものの命を奪っていることを感じさせません。

そんな現代社会に生きる子ども達にとって、今回の肉は全く違うリアリティーがあったと思います。この葉山で生きていたイノシシを、自分達が日常的に接していて今目の前にいる人間が捕まえて、殺し、解体した肉。

イノシシがかわいそうという感情。そして、それを自分が食べるという罪の意識。

そんな複雑な感情を抱いてもらうのが今回の目的だったので、子ども達の真剣なまなざしを見て、その想いはしっかりと伝わっているのが分かりました。

そして、肉を食べる子ども達の様子から、美味しく感じているのも伝わってきました。

かわいそうだけど、うまい!
この矛盾した感情を持つのが、人間の宿命であり、どこかで納得して生きていくことが必要だと思います。

自然は大切で守らなければいけない、という論理ではなく、自分も自然の一部であるという事実を深いところで認識することが大切だと信じています。