【葉山キッズ:金曜】生きることは、食べること!

2022-02-25

今日の『葉山キッズschool:金曜クラス』は、ホーリーが先日獲ったイノシシを食べました。

 

セミナーハウスに集合。

お肉は人数分にスライスして、準備万端。

 

まずは、映像を見ながらイノシシをどう獲って、捌いたのか。
そして、イノシシとヒトとの関係や食べることの持つ意味について考えました。

(スライドの概要)

 

海へ出発。

 

まずは、火起こし。

 

火が落ち着くまで、磯の生きものさがしと自由遊び。

 

今日は炭で。

 

いよいよ焼きます。
部位は、ロース。
脂がのっていて網焼きだとファイヤーしてしまうので、まずはフライパンで。
仕上げは網焼き。

1年生から並んで、竹のお皿に一切れずつ。

 

いただきます!

 

続いて、モモ。

みんな最初は恐るおそる口に入れ、その美味しさに驚き、じっくり味わっていました。

 

あっという間に帰る時間。

 

葉山で獲ったイノシシを食べるというプログラム。
命を絶ち、体を切り刻むという行為を映像で体感し、やはり複雑な気持ちを抱いている子が多くいました。

現代において、肉を食べる行為に、生きものの命を奪っているという意識はあまり感じないのではないでしょうか。
スーパーできれいにパック詰めされているお肉も、もとを辿れば生きものの肉体で、誰かが命を絶ち解体してくれています。

肉を食べる度に、感情を揺さぶられないのはありがたい反面、自分が生きていく上で自然の恵みを頂いていること、自分も自然の循環の一部であることを感じない弊害もあります。

 

生きることは、食べること。
食べることは、生きものの命をもらうこと。

 

良い悪いや好き嫌いは人によって感じ方が様々ですが、この事実を認識することは、大切な地球環境を守り、子ども達が幸せな人生を歩んでいく上で必ずプラスになると思います。

 

子ども達にどう伝えるのがいいか頭を悩ませたところもありましたが、
残酷な行為で手に入れたイノシシの肉を食べると、とても美味しいということ。
これが一番子ども達にインパクトがあり、大事なことだと感じました。

知識でなく感情として、子ども達に残れば嬉しく思います。