「葉山海洋スポーツ塾 トレイルラン&ラントレーニング3」

2011-12-04

 寒くなってきました。それはそうです、もう12月ですから。

でも、前日までの冷たい雨の天気とは裏腹に12月最初のプログラムのこの日は陽気に恵まれました。
雨の影響への心配もありましたが、今回も南郷上ノ山公園に集合してトレイルランを行うことができました。
今回は保護者のお父さん2名と塾生の弟君1名もご参加いただき、とても充実した活動になりました!

 

今回のコースは、南郷上ノ山公園から二子山トレイルに入り、森戸川林道分岐点から北尾根縦走コースを通って、途中の分岐点では、前回の馬頭観音方面には行かずに東逗子方面、沼間小学校を目指しました。

雨の影響で走りにくい場所は思ったほど多くなく、東逗子方面のコースは比較的道幅もあり走りやすかったかと思います。
競争好きの塾生もなぜかこの日はおとなしく、むしろ小学4年生Hさんや5年生Kさんの女子チームがとてもよくがんばっていました。
もちろん、他の塾生もいつもよりがんばっているように見えましたよ。
みんな、トレイルを走ることにけっこう慣れてきたようですね。

コースでは日差しが木々の間から差込みとても暖かく、半そでTシャツ姿で走る元気な塾生も。
コーチも短パンに腕まくりでした。
途中の休憩ポイントからは澄んだ空に映える真っ青な東京湾が見えました。
みんなの汗もきらりと光って見えました。

 

「ランニング」というと、どうしてもつらい苦しいイメージがつきまといますが、実際にはこのスポーツほど子どもたちの心を養う最もシンプルな方法はないかもしれません。
マイペースで走っていても、だんだんつらくなってきて脚も重たくなってきます。
そんなときに「あと少しだから、あきらめずに最後までがんばってみよう…」という心の動きや葛藤が求められます。
これが精神を強くたくましくしていくのです。

 必要に応じて適度に休憩は入れますが、走っている最中はやめたくてもやめられず、また他の仲間に遅れを取るまいと一生懸命になります。

塾生の先頭で走るメンバーもコーチに遅れまいと必死です。
これは仲間や他を思いやる気持ちにもつながります。

学年による体力の違いはありますが、最後に差が出るのはやはりそんな心の持ち方だと思います。
体力があっても心が育たないと、最後の最後であきらめてしまうかもしれないからです。
ランニングはそのシンプルさゆえに、この違いがはっきりと見えるスポーツなのです。

 

さて、今回、コーチは「GPS」(全地球測位システム)付きの腕時計をつけて走りました(図)。
赤い線がみんなが走った南郷上ノ山公園~沼間小学校の往復コースです。
復路では、みんなの要望(!?)もあって、すぐには南郷公園へ帰らずに、ニ子山山頂展望台までもうひと山駆け登り(山頂では景色が最高でした!)、
総距離8.9キロ、合計時間1時間52分のトレイルランとなりました。
みんながんばりました!

 もう一つの図では、コースのアップダウン(標高:緑線)がわかるかと思います。

ニ子山山頂展望台がもっとも高くて約210メートルでした。
ちなみに赤線はコーチの心拍数です。
アップダウンに応じて心拍数も上下動しているのがわかるでしょうか。
前回のプログラムではみんなも心拍計を使って走っているのでわかるかと思いますが、みんなよりずっと年上のコーチの心拍数は170拍/分も行くともうタイヘン!(一般的に年齢が低いほど最高値が高くなります) 
今回は167拍/分が最高でした(ニ子山山頂付近で)。

今回はいつもより多く走ることができました。
これができるのもみんなに走る力と心が備わり始めている証拠です。
まだまだ走ることができる、そんな可能性を感じました。

 

次回(12月18日)も「トレイルラン」の予定です。
2011年最後のプログラム。来年につながる充実した機会にしたいと思っています。