11月の海研:自然観察におけるリーディング~森林~
2011-11-05
11月5日(土)
自然体験活動指導者養成講座in葉山(第2回)
今月は自然観察の森林編です。
毎年ガイドをお願いしている森戸川村の清水村長に植物と役割と、人の生活とのつながりについてたくさんのお話をお伺いしました。
今回はマリンキッズで使用するスギの丸太を運ぶ作業も行いました。
森戸川の林道は森戸川村・葉山ホタルの会・葉山山楽会が中心となって「二子山山系自然保護協議会」が保護・整備をすることで自然のあるべき姿がたもたれています。
森戸川村を出発してすぐに「ケンポナシ」の実を見つけました。
葉の付き方が「右右・左左・右右・左左」の互生になってます。
これと同じ付き方が「コクサギ」で林道を歩き始めてすぐのところで見つかりました。
漢字で書くと「小臭木」です。
葉を揉んで香ると・・・香りが・・・臭いです。
少し歩くと「クサギ」が見つかりました。
白い花、赤い額、紫の実、と見栄えは華やかですが、臭いんですね。
こんな調子で歩んで行きますので普通に歩けば1時間程度の道のりですが、実際は2時間半かかりました。
途中、新しく整備された林道を入り丸太運びを行いました。
「アブラチャン」の木のたもとで人の生活と木の役割についてのお話がありました。
「アブラチャン」はその名前にもあるように「油」が役割です。
実を絞って明かりをともす道具に使いました。
人が生活する上で必要とされる道具は様々な方法で作り上げられますが、始まりはすべて自然の中のものから与えられたのだと感じました。
ランチタイムでは藤の葉の芯を使った余興や、最近流行りの「山ガール」への道案内など清水村長の普段の一面が見られました。
たくさんの植物と万葉集につながるお話をお聞きしましたが、すべてをここに載せることはできません。
参加したメンバーの中にはしっかり残っていることと思います。
五感をつかうことの大切さ、自然の中で育むことの素晴らしさ、森を知ることの面白さを教えててもらったのだと思います。
次回は自然観察・漂着物編です。
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