海猫ニャン太のカヌースノーケリング教室 オーシャンファミリー
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カヌースノーケリングの指導法と安全管理
カヌースノーケリングのパターン例

       中継地     中継地の地形     カヌー確保の方法     スノーケリングのエントリー  
  A     あり     浜     浜に引き上げる     浜から  
  B     あり     岩礁、サンゴ礁     岩礁に引き上げる     岩礁から  
  C     あり     岩礁、サンゴ礁     岩礁に係留する     岩礁かカヌーから  
  D     なし     ---     複数人艇使用、交替で乗艇     カヌーから  
  E     なし     ---     他の艇が牽引     カヌーから  
  F     なし     ---     泳ぎながらロープで確保     カヌーから  
  G     なし     ---     アンカー使用かブイに係留     カヌーから  
カヌースノーケリングの安全管理(A~C)

A、B、Cのパターンは、カヌーで漕ぎ出した後、出発点とは異なる中継地にいったんカヌーを引き上げるか係留してスノーケリングを行う、というものです。
中継地には、カヌーの管理をかね陸からスノーケリング中の安全を見守る、陸上安全監視者を置けるとよいでしょう。
中継地が岩礁の場合には、上陸の際に落水する、波に押されて岩やカヌーと衝突するなど、重大な事故の危険性が考えられます。また、岩場を歩く際にもすべって頭を打ったり傷を負ったりしないよう、十分な注意が必要です。
カヌーの引き上げ場所は、「戻ってみたらカヌーが流されていた」ということのないよう、潮汐や風、波の状況や変化を予測して選びましょう。
カヌーを引き上げたり上陸したりする場合は、自然環境や生態系にダメージを与えないよう場所の選択が求められます。また、漁業者など他の海面利用の状況をよく知り、マナーに気を配ることも重要なポイントです。
カヌースノーケリングの安全管理(D~G)

DからGのパターンは、陸地に引き上げたり係留したりすることなく、何らかの方法でカヌーを確保しながらスノーケリングを行う、というものです。
スノーケリング中は、ガイドする指導者と海面で安全を見守る指導者の他に、カヌーから全体を見渡し、万が一の場合、救助できる役割を置くとよいでしょう。
D、E、Fのパターンでは、スノーケリングをするひととカヌーとの距離が近いため、接触による事故が起きないよう留意が必要です。また、牽引ロープがひとに絡むなどのトラブルにも注意しましょう。
カヌースノーケリングの普及が進みつつある地域では、スノーケリングポイントでカヌー係留用のブイが設置されていることがあります。新たな設置は許可申請や他の海面利用者との協議、安全性の配慮も必要です。既存のレジャー船用ブイを利用する際は、マナーを大切に。
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