海猫ニャン太のカヌースノーケリング教室 オーシャンファミリー
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海辺の危険と安全管理
海辺の自然には独特の仕組みやリズムがあり、たえず変化しています。また、1日の中でも天候や海況は変わりやすく、海辺で活動する際には知識と観察力が求められます。その地域に伝わる伝承や情報、海で働く漁師さんの注意に耳を傾けるのもいいでしょう。「常識」だと思われるかもしれませんが、海辺の自然と危険について、もう一度振り返り整理してみましょう。

満潮と干潮(潮汐)
  通常海には1日に2回満潮と干潮があり、海面の高さが上下します。この変化の状態は毎日一定ではありません。満月と新月の前後は「大潮」といって、とくに干満の差が大きくなり、太平洋側では最大で2メートル以上も海水面が上下します。インターネットや新聞などで、その日の干潮と満潮の時間、海面の高さをあらかじめ調べておき、安全な活動場所や荷物の置き場所などの判断をしましょう。
天気の変化
  天気予報で1日の天気の変化を調べておきましょう。海辺で活動する時には、風向きや風力、波の高さなどの情報はとても大切です。また、気温の変化や日没の時間なども調べ、無理のない計画を立てましょう。
地震・津波
  地域の防災無線による津波注意報や警報に注意しましょう。地震が起きたときの避難場所を前もって確認しておくことも大事です。
  海上など開けた場所では、たとえ晴れていても「雷が聞こえる範囲が落雷の危険のある範囲」だといわれています。また、海水は電気を通しやすい性質があり、海上に落雷すると広い範囲で感電します。雷注意報や警報、遠い雷鳴や稲妻にも気を配りましょう。
海風・陸風
  陸と海の温まり方の違いから、海辺には特有の風の吹き方があります。日中は海から陸に向かって「海風」が吹き、夜には陸から海に向かって「陸風」が吹きます。
土用波
  8月の中旬以降、風もないのにうねりが大きいことがあります。土用波といい、遠い南の海上に発生している台風が起こす波が、はるばる伝わってきているのです。
  海洋でのカヌーイングは、とくに風の影響を強く受けます。風の吹き方や変化にはたえず気を配りましょう。季節風はもちろん、急な天候の変化に伴う強い風、突風、風向きの変化や、陸の地形に影響される吹き降ろしなどにも注意が必要です。
 
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