海猫ニャン太のカヌースノーケリング教室 オーシャンファミリー
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海辺の危険MAP
海辺の危険には、自然の影響によるものだけでなく、人間の社会活動に影響されて生じるものも数々あります。海辺に潜むおもな危険をマップにまとめました。自分が活動するフィールドにはどんな危険要因があるのか、マップを参考に考えてみましょう。

海辺の危険MAP
1) 流れ 8) 消波ブロック
  黒潮などの海流、潮の干満で生じる潮流、地形の影響によるものなど、海には流れがあります。地元のひとに危険な流れのある場所を聞いておきましょう。   波の作用がブロックのすき間にはたらき、落ち込むと吸い込まれて自力での脱出は困難です。ブロックの上を歩いたりすぐ近くで泳いだりするのは禁物です。
2) リップカレント(離岸流) 9) 航路
  海岸から沖に向かう、川のような帯状の速い流れのこと。風や波、海底の地形など複合的な条件のもと、湾の出口や長い砂浜などで発生します。沖に出るとなくなるので、岸と平行に泳ぐと流れから抜け出せます。   港の周辺など船の通り道は遊泳禁止です。船からは、泳いでいるひとは見つけにくいものです。船の往来のない安全な場所で泳ぎましょう。
3) 一発波 10) 落石
  波の大きさは一定ではありません。何回かに1回、特大の波が押し寄せることがあります。波のリズムと大きさを観察しましょう。   風雨や波にさらされて、海辺の崖はくずれやすくなっています。
4) ダンパー波 11) 釣り人
  海底が急斜面だと、波が一気に大きくくずれ、巻き込まれると海底にたたきつけられます。波の様子をよく観察しましょう。   釣り針や仕掛けに注意。海中では、切れた釣り糸や針に体が絡んで拘束される危険もあります。近づかないようにしましょう。
5) 12) 漁網
  ぬるぬるして滑りやすく、足元が不安定です。カキやフジツボ類による切り傷にも要注意。走ったり跳んだりせず、低く平らな場所を選んで歩きましょう。   定置網、刺し網の周辺は遊泳禁止です。また、カヌーなどで近づくのもさけましょう。あらかじめ位置を確認しておくといいでしょう。
6) 河口 13) 海岸のゴミ、漂着物
  海と川が出会う河口には複雑で強い流れが発生し、川底に引き込まれる危険があります。また、冷たい川の流れに入ると心臓麻痺を起こすおそれもあります。   ガラスの破片や空き缶、釣り針などゴミのほか、毒のある生き物が打ちあがっていることもあります。むやみに触れないようにしましょう。
7) 桟橋と防波堤 14) インショアホール
  桟橋には船をつなぐ道具やロープなどがあり、足をとられないよう注意が必要です。また、転落や波にさらわれる危険もあります。   波打ち際の砂の海底には、波の作用などで穴が掘られていることがあります。ねんざなどけがのほか、溺れの原因にもなります。
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