【環境保全】ビーチクリーンアップ

2018-06-18

6月3日(日)、「神奈川ビーチクリーンアップ2018」の活動の一環として開催した海岸清掃。美化財団から小川さんをお迎えして、相模湾域の昨今のゴミについてのお話をお聞きすることができました。参加した小さい子ども達は、象とゴミの重さを比較した話しを聞きながら、楽しく理解できていたような気がします。

2018年6月号のナショナルジオグラフィック日本版のテーマは「海を脅かすプラスチック」。今、世界の海を漂うプラスチックゴミの問題が大きなテーマになっています。先日NHKニュースでアメリカ合衆国マリブ市ではプラスチックストローを禁止して、パスタストローに切り替えるとの声明を出したとのこと。アメリカ合衆国だけではなく、インドやモロッコなど世界各国の自治体では、プラスチックの使用を禁止し始めています。日本はどうでしょうか。毎月、海岸清掃をしていると、プラスチックゴミのことが気になります。近い将来、日本の海岸も細かくなったマイクロプラスチックが砂粒のようになって埋め尽くされるのではないかと不安にさえなります。皆さんはどう思われますか。生物界では、ウミガメなどがプラスチクを餌と間違えて食べたり、海鳥はヒナに餌として与えているような現状もあります。また、漁網やプラスチックの袋が体に絡まって死んでいく動物も少なくありません。私たちが食している魚の体内では、マイクロプラスチックが検出されています。私たち人間にも影響が出てくるのではないかと思うと心配にもなります。これからの子ども達が、安心して暮らせるために、今、私たちにできることを考えなければならないのではないかと思います。

7月、8月は、定期海岸清掃はお休みになりますが、各活動内で海岸清掃を行います。9月2日(日)は、葉山大浜海岸の海岸清掃を行います。どなたでもご参加頂けます。