5月 葉山マリンキッズ ~磯の生きもの観察~

2015-05-24

5月のマリンキッズが行われました。さわやかなお天気の下、今回もたくさんの海の生きものたちと触れ合いました。

先月に引き続き、小磯で磯の生きものを観察します。ポイントはじっくり観察すること。タイドプールをじっと見ていると、いろんな生きものが動き出します。どんな生きものがどんな場所に生息しているのかを観察し、スケッチを行いました。

午前中は、まずは飛沫帯の生物を観察し、その後タイドプールの観察をしました。

飛沫帯では、各班のリーダーさんが「これは何かな?」と子どもたちに質問する場面も。子どもたちは、ヒザラガイ、カメノテ、イワフジツボ……、と次々に返答していました。さすが、いつもの観察の成果が現れていますね。スケッチでは、生物の垂直分布図を描いている子もいました。

 
午前中はタイドプールの観察は軽く行い、続きは午後に。みんなお腹がすいたところで、お弁当タイム~。

午後は、まず午前に比べて潮がどのくらい引いたかをチェックしました。この日は午後2時前くらいが最大干潮だったので、だいぶ引いていましたよ。さっそく各グループに分かれ、それぞれ観察する場所を決めたら、座り込んでじっくり観察します。すると、カニや小魚が動きだし、ヤドカリがせっせと歩き回っているのが見えてきます。まだまだ見ていると、さっきまで気付かなかったものがさらに見えてきます。「海藻の上にブドウガイがいる!岩陰にシロウミウシが!石の下にアゴハゼがいる!」などなど。たくさんの生き物が見えてきました。中でもたくさんいたアゴハゼの幼魚は、うんぱぱの提案で各班5匹ずつ全長を計って平均値を記録し、来月以降、どのくらい大きくなったかを調べることになりました。次回またアゴハゼに会うのが楽しみになりましたね。他には、ナベカやケハダオウギガニ、テッポウエビ、マナマコ、イソカニダマシ,タツナミガイ、メジナやボラの幼魚などが見つかりました。ちょっと珍しいもところでは、チビイトマキヒトデというとても小さくて可愛いヒトデがいましたよ。観察が終わると、各自気に入った生物のスケッチを行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
最後は、葉山公園に移動し、振り返りとスケッチの発表です。みんなのスケッチ、生きものの特徴がよく捉えられていて上手でした。来月の活動も楽しみです。