5月の海研:早々五月晴れ!

2011-04-30

今回のテーマは磯の自然観察です。小磯に行く前に隣り合わせの一色海岸の砂浜からスタートです。 早速足元を探るとツメタガイを発見!殻の大きさは5cmほどなのに全身が現れると約20cmほどに!海岸にはバカガイの殻がたくさん打ち上がっていました。すべてに共通しているところは殻頂に3mmほどの穴があいてます。ツメタガイが食べた跡なのです。 写真はゴカイの仲間のスゴカイイソメの棲管(巣)です。ミノムシのように海辺に漂う貝殻や海藻、落ち葉などで巣を飾りつけます。砂浜を歩いていると見落としがちですが、よく観察すると個性豊かです。 小磯のタイドプールでは磯にちなんでイソクズガニやヒライソガニ、イソカニダマシ等を発見しました。アゴハゼやクモハゼの子どもも元気に泳いでいました。 ランチの後、午後からは風が強くなってきたのでセミナーハウスに戻り、午前中に観察したもののスケッチを行
いました。 海辺にもたくさんの春が発見された一日でした。